GUIDE
本サイトの方針と使い方
方針
入試問題は、典型的なパーツがいくつも組み合わさった一つの塊です。高校数学の俯瞰で鍛えたいのは、その塊を見た瞬間に「どのパーツの組み合わせか」を見抜き、分解する力。つまり方針を立てる力です。
これは、最後まで正確に計算しきる力(参考書ルートで鍛える部分)とは別の力だと考えていて、この区別がサイト全体の土台になっています。
高校数学の俯瞰は2階建てになっています。ⅠA・ⅡBC・ⅢCが本体で、教科書・傍用問題集と同じ単元の並びです。定期考査の対策や、模試前の復習に使ってください。学校の進度に合わせてその単元のページを開けば、そのまま確認テストになります。
その上に、単元の枠を越えて効いてくる発想や、入試問題に踏み出す前にやっておきたいことだけを集めたEX(今後実装予定)を置きます。EXは模試前の確認、入試問題演習の導入、基礎の徹底に使う位置づけです。
本体で単元ごとの土台を作り、EXで入試へつなぐ。演習に取り組むときは「その単元のPoint+EX」をセットで手元に置くのがおすすめです。
個々の問題の解き方をバラバラに覚えるのではなく、抽象化して名前の付いた単位にまとめる。問題を見て「あ、これはあのPointだ」と気づく回数が増えることを目指しています。
この「当たり前」のラインが上がると、方針立てに使う脳のリソースが減り、その分を計算に回せるようになります。計算ミスやケアレスミスが多い生徒には、まずここを引き上げるようによくアドバイスしています。ミスの原因は注意力ではなく、方針を考えるだけで手一杯になっていることが多いからです。
「暗記」を否定しない理由
公式集のような教材はこれまでもありましたが、具体的な数値で問われる問題を抽象化して、発想や方針立てまで1ページで一望できるものは少なかったように思います。
数学に「暗記」という言葉を使うと反発もありますが、理解したうえで基本的な公式・発想・解法を覚えておくことはある程度必要だと考えています。基本が入っていないうちは、本質的な説明をされても頭に残りにくいためです。数学が得意な人が「当たり前」と感じていて暗記だと自覚すらしていない部分、そのギャップを埋めるのが狙いです。
高校数学の俯瞰は、細かい知識を並べるのではなく、目次(章・節の構成)とPointのタイトルそのものが「その単元の地図」になるように作っています。目次とタイトルを眺めるだけでも復習になります。
おすすめ1:目次だけを見て思い出す
参考書や教科書の目次だけを見て、「この章には何が書いてあったか」「どんな公式・Pointがあったか」を、本文を見ずに思い出してみてください。
個々の公式を覚えていても、それが単元のどこに位置づくのかが曖昧だと、問題を前にしたときに引き出せません。逆に、目次を見ただけで中身が浮かぶくらい構造ごと入っていると、引き出す速さも、応用問題での方針の立てやすさも変わってきます。数学に限らず、どの教科でも効く練習だと思います。
おすすめ2:解いた問題に自分でタイトルを付ける
問題を解き終わったあと、1〜2分だけ時間をとって、その問題に自分でタイトルを付けてみてください。「相加相乗で最小値」「逆像法で範囲を出す」のように、ひとことで言い切るのがコツです。
これをやると、答えが合っていたかどうかではなく「結局この問題は何を問うていたのか」に意識が向きます。タイトルが付けられなければ、解けたつもりでも方針が身についていない証拠です。付けたタイトルが、そのままあなた自身の目次になっていきます。
使い方
Pointボックスのタイトル右端にある小さな丸ボタンを押すたびに、3段階で切り替わります。
△・✗を付けるとPointの枠とタイトルの色も変わるので、模試前の見直しで一目で拾えます。
丸ボタンのすぐ左の「📝」を押すと、そのPointに自分だけのメモを書けます。「ここでいつも間違える」「別解はこう」など自由にどうぞ。入力をやめてしばらくすると自動保存されるので、保存ボタンは要りません。
メモのあるPointは📝の右上に小さな黄色い印が付きます。現在はテキストのみ対応で、将来的には手書きにも対応したいと考えています。
各章ページの右下に出ている「✏️ テストモード」を押すと、答えの部分が黒塗りになります。そのまま印刷すれば穴埋めプリントとして使えます。
画面上では黒塗りをクリックすれば1つずつ答えを表示できるので、自分でテストしながら読み進めることもできます。もう一度押せば解除されます。
苦手リストは、△・✗を付けたPointだけを全科目から自動で集めたページです。章・節ごとに並び、「△だけ」「✗だけ」で絞り込めます。ここでマークを変えると元のページにも反映されます。
ランダムに1問ずつ出す復習モードもあるので、テスト前に苦手なところだけテンポよく回せます。
Pointタイトル右の♥を押すと登録できます。一度は理解したけれど、忘れないよう定期的に見返したいPointの置き場所です。苦手マークとは独立しているので、マークの有無に関わらず使えます。
登録したPointはお気に入りページに集まります。どのページからでもヘッダー右上の♥から開けます。
ヘッダーの検索ボックスにキーワードを入れると、全科目・全Pointを横断してタイトルと本文を検索します。結果をクリックすると、そのPointに直接ジャンプします。「あの内容、どのPointだったっけ」というときに。
マーク・メモ・お気に入りは、ログインしなくてもこの端末のブラウザに自動保存されます。設定なしですぐ使える代わりに、別の端末には引き継がれず、ブラウザの閲覧データを消すとリセットされます。
ヘッダー右上の「Googleでログイン」をしておくとクラウドにも保存され、端末を変えても記録が残ります。ログインは完全に任意で、一度ログインすればログアウトするまで維持されます。
ログイン前に付けた記録はどうなる?
ログインせずに記録した内容は、次にログインしたときにクラウド側と自動で統合されます。ログインしていない間に新しく付けたマークはそのまま残ります。
ただし同じPointでローカルとクラウドの内容が食い違う場合は、複数端末でデータを失わないための仕組みとしてクラウド側が優先されます。すでにクラウドにあるPointのマークをログアウト状態で変更・解除すると、次回ログイン時に上書きされることがあります。普段から同期して使いたい場合は、ログインした状態で操作してください。