第18章 ベースライン作り
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第18章

ベースライン作り

この章の目標

  • コード進行を見て,ルートだけのベースラインをすぐに弾ける
  • 5度・オクターブ・3度を加えて,動きのあるラインにできる
  • 次のコードへ半音でつなぐ音(アプローチノート)を入れられる
18.1

ベースの2つの仕事

ベースには,コードのルートを示すことと,ドラムと一緒にリズムを作ることの2つの仕事があります(第13章)。どんなに動くラインでも,この2つがくずれないことが前提です。

この章の TAB 譜は4本線(上が1弦,下が4弦)です。進行は C → Am → F → G を使います。ギターの人は,3〜6弦に読みかえると,低音弦のリフ作りの練習になります。

18.2

ルートを弾く

コードが変わる瞬間(多くは小節の頭)に,そのコードのルートを弾きます。まずは8分音符で刻みます。

これだけで立派なベースラインです。音の長さをそろえること,キックとタイミングを合わせることを意識します。同じルート弾きでも,音を短く切るか長く伸ばすかで,曲の印象が大きく変わります。

18.3

5度とオクターブを加える

ルートの次に安全な音は,5度とオクターブ上のルートです。どちらもコードがメジャーでもマイナーでも変わらないので,コードの種類を気にせずに使えます。

5度とオクターブの場所
3弦3フレットの C がルート
  • 5度:となりの細い弦の,2フレット右
  • オクターブ:2本細い弦の,2フレット右
  • 低い5度:となりの太い弦の,同じフレット

ルートと5度を交互に弾く形です(1小節に4分音符4つ)。

ルートとオクターブを行き来する形は,ディスコやファンク,アニメソングの速い曲でよく聞きます(8分音符)。

18.4

3度を加える

3度を弾くと,コードがメジャーかマイナーかがベースだけで伝わります(第15章・第16章の形)。R → 3 → 5 と上がる形です。Am のところだけ ♭3 になります。

18.5

次のコードへつなぐ

小節の最後の音を,次のルートの半音下か半音上にすると,次のコードへなめらかに流れこみます。この音をアプローチノートといいます。スケールにない音でも,短い通り道なので気になりません。

↓ の付いた音がアプローチノートです。

小節CAmFG
弾いている音C・E・G・B♭A・C・E・EF・A・C・F♯G・B・D・B
次のルートA(半音上から)F(半音下から)G(半音下から)C(半音下から)

4分音符で R → 3 → 5 → アプローチ と歩くように進むこの形は,ジャズの「ウォーキングベース」の基本でもあります。

問1 進行 G → Em → C → D で,次のベースラインを TAB 譜に書きなさい(1小節に4分音符4つ)。

(1) ルートと5度を交互に弾く形

(2) R → 3 → 5 → 3 の形(Em は ♭3)

問2 次のコードに進む直前に置くアプローチノート(次のルートの半音下)の音名を答えなさい。

  1. (1)→ C
  2. (2)→ F
  3. (3)→ G
  4. (4)→ Am

この章のまとめ

  • 小節の頭はルート。リズムはキックに合わせる。
  • 5度とオクターブは,コードの種類に関係なく使える。
  • 3度を弾くと,メジャーかマイナーかが伝わる。
  • 小節の最後を次のルートの半音となりにすると,なめらかにつながる。
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